『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』鑑賞レポート
自他共に認める『スター・ウォーズ』好きの俳優・戸次重幸が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を公開日に速攻でレポート! 上映直後の放心状態の中、ほとばしる熱い想いを語り出した。

とつぎ・しげゆき 1973年、北海道生まれ。演劇ユニットTEAM NACS所属。おもな出演作に主演映画『ホコリと幻想』(’15年)、TVドラマ『すべてがFになる』(’14年)、『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(’15年)など多数。

全人類とこの感動を分かち合いたい!

――たった今、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』3D版をご覧になったわけですが、今の率直なお気持ちをお願いします!

戸次重幸(以下、戸次) いますぐもう一回観たい!! いやもう本当に(笑)。実は僕、今日この日まで『フォースの覚醒』に関する一切の情報をシャットアウトしてきたんですよ。映画館に行って予告編が流れても目をつむって耳もふさいでね。その代わり、これまでのシリーズ6作品もう一回見直して、めちゃくちゃ楽しみにしてたんです。『スター・ウォーズ』は映画じゃなくて世界共通の文化だと思うし、僕にとっては人生の一大イベントですから。今日まで生きて来られたことに感謝です。

――(笑)。新しい主人公、ヒロインのレイはいかがでしたか?

戸次 それこそが、今回一番の衝撃でした。歴代のシリーズの中で一番大きな違いですよね。やっぱり『スター・ウォーズ』って男の子の映画っていうイメージが強かったから、女子が物語を牽引するという点が何より新鮮です。良い映画の条件って、登場人物にいかに感情移入できるかだと思うんですけど、レイの置かれた孤独な境遇や強さは、きっと映画を観たすべての女性の共感を呼ぶことでしょう。あと彼女、ドロイドの言葉を理解してましたよね? 「ん? フォースか?」と。チューバッカのウーキー族の言葉もわかってましたよね。これも「ん? フォースなのか」と。

砂漠の惑星ジャクーで孤独に生きる主人公レイ。「スカイウォーカーの地図」が運命を変える。

――気になりますよね。

戸次 ちなみに僕は子供の時、本気でジェダイになりたかったんです。『スター・ウォーズ』初体験はTV放送の金曜ロードショーでしたが、役者になりたいとかじゃなくて、ジェダイになってふつうに悪と闘いたかった。そんな子供の時に僕が感じた思いを、いまの女子小学生にも感じてもらえたら嬉しいな。

――まあ、そうかもしれませんね。

戸次 私事で恐縮なんですが、僕の家のリビングには『スター・ウォーズ』を最高の環境で楽しめるよう、THXのAVシステムを導入してるんです。そしてうちの奥さんも『スター・ウォーズ』初心者だったので、公開順に『エピソード4』から順番に『3』まで6作しっかり観賞してもらいました。「この後にこのシーンが伏線として効いてくるんだからちゃんと見て!」って、僕の詳しい解説付きで。そしたら彼女も案の定ハマりました。だから世の男たちは、僕のように『スター・ウォーズ』を女性にもっと勧めるべきですね。今から夫婦で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観に行くのが楽しみです。3Dでもう一度、4DXで2度3度と観ますよ! 奥さんがどこまで付いてきてくれるか不安ですけど……。

――(笑)。その3D映像は楽しめましたか?

戸次 すっごく! J.J.エイブラムス監督のCG前提で描かれる今どきな演出も踏まえて、今までの『スター・ウォーズ』では見たことのない映像が楽しめました。例えば、ストーム・トルーパーが爆風で目の前にドーンと吹っ飛ばされてくるとか、宇宙空間でタイファイターやXウイングが近づいてきたり去って行くところもそうだし、ファースト・オーダーの戦艦ファイナライザーの先端が目の前に突き刺さるぐらい近い近い。うおーーっって、感動しましたね。3DCGで見ることにもはや違和感ゼロの時代に『スター・ウォーズ』の新作が観られるって本当にありがたやありがたや。

カイロ・レンはダース・ベイダーを超えられるか?

ハン・ソロとチューバッカの黄金コンビ。30年の月日を感じさせない華麗なアクションも健在。

――シリーズのオマージュも全開でしたね。

戸次 俺を泣かせる気か! と何度も思いました。そもそもレイが『エピソード1』のアナキン親子と同じく廃品回収で生計を立ててますし、「いやな予感がする」のセリフもバッチリ入ってる。ハン・ソロとチューバッカがミレニアム・ファルコン号に帰ってきて「我が家だ」って言うところなんか、特に泣きポイントです。

――『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』から30年後という設定も活きてましたよね。

戸次 リアルに年齢を重ねたオリジナルメンバーに会えた喜びたるや! 登場した瞬間に「うっ!」と息が止まりました!! ちょ、ちょっと興奮しすぎまた呼吸が苦しくなってきた……。

――深呼吸、深呼吸。

戸次 はぁ~、大丈夫大丈夫。そう、ハン・ソロはハリソン・フォードでなくちゃいけないし、C-3POはアンソニー・ダニエルズであるべきなんです。もちろんルークはマーク・ハミル。遠い昔、はるか彼方の物語でありながら、僕等と同じ時間を登場人物達が生きてきたことも感慨深いですよね。

――物語的にも新たな展開が。

戸次 そうですね。スカイウォーカー家といえば子育てに失敗し続けたあげく、一生戦争を繰り返してますから。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で反乱軍が帝国軍に勝って銀河に平和が訪れたはずなのに、またお前らリセットされてるのかと。いつになったら、恒久的な平和を作ることができるんだって。でも、作れないおかげで、次の作品が作れるんですけどね(笑)。そんな煮え切らない部分も、反乱軍のアットホームな感じも全部ひっくるめて魅力なんですよね。あとは、世代交代の波がドーンと来ましたよね。レイもフィンももちろんですが、僕的には悪役のカイロ・レンが気になります。

ニューヒール、カイロ・レン。残虐非道ぶりはダース・ベイダー以上?

――背伸びして悪ぶってる感じが。

戸次 甘えん坊さんでしたねー。クライマックスでは、悪としても戦士としてもまだまだ未熟な部分が見え隠れして、若干こちらをやきもきさせるという。今後、ダース・ベイダーのような立派なヒールになってくれるよう、期待です。

――新しい謎もたくさん生まれましたね。

戸次 ルークが消えた本当の理由、ハン・ソロがなぜミレニアム・ファルコン号を手放していたのか、もそうですし、オビ=ワン→アナキン→ルークと受け継がれたライトセーバーが、どこをどう巡って酒場の宝箱に? とか、ストーム・トルーパーだったフィンがクローンではなく、なんと誘拐されてきた人物で、そんなパターンアリなのか? とかとか。だいたいレイの素性もまだすべて明かされていないし、謎めっちゃ残しまくりです。次回作が本当に楽しみでしょうがないですよ。

最後はオールスターで大団円を希望!

――では、これから『フォースの覚醒』をご覧になる方へ、最善の観賞方法をアドバイスするなら?

戸次 わかっちゃいるけど「あの布を取ったらR2-D2が!」とか、侵入者を許しちゃう帝国軍のセキュリティの甘さなどなど、ファンのかたはワクワクできるお約束を存分に楽しんでもらえれば満足できると思います。今作で『スター・ウォーズ』に初めて触れるのであれば、ここからぜひ『スター・ウォーズ』を始めて下さい。だって『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』には『スター・ウォーズ』の善いところがたくさん詰まってるんですから。

ダース・ベイダーの朽ちたマスクを見れば、ハン・ソロとレイアの抱擁を見れば、誰だって必ず彼らの歴史が気になってくると思うんです。『フォースの覚醒』を見た後、きっと今作に繋がる『エピソード4』『5』、『6』が観たくなるはずです。この後、2年後から2作も続きがあるんです。観賞する時間はたっぷりあります。全人類と感動を分かち合いたいんです、僕は!!

――(笑)。ちなみに次回作以降にはどんな展開を期待しますか?

戸次 謎が明かされるのももちろんですが、ジェダイって肉体が滅んでも魂は霊体化して活動できるから、最終的にはアナキンもヨーダもクワイ=ガン・ジンもオビ=ワン・ケノービもみんな集まって大団円を迎えて欲しいなって思います。それを、例えばトリロジーの最後に観ることができたら、僕も大往生できそうです(笑)。

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